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大手私鉄で名前が変わっていないのは、東武鉄道だけ
東武鉄道は1897年(明治30年に)設立された、関東の私鉄で最も古い歴史を持ちます。総延長は463・3キロメートル、路線は群馬・栃木・東京・千葉・埼玉の1都4県にまたがる、私鉄としては関東最大、日本でも2番目の規模を誇ります。駅は205を数え1日平均237万人が利用しています。そんな東武鉄道は創業以来社名が変わっていない唯一の私鉄で、最古の歴史と相まって私鉄の名門としてのブランドを確立しているのです。
東武鉄道は大きく本線と東上線に分かれます。浅草を起点に埼玉県東部、栃木県、群馬県、千葉県に広がる本線は、伊勢崎線、日光線、野田線の3つの幹線とその支線で構成されています。伊勢崎・野田両線は通勤・通学輸送が主で、日光線は観光客がターゲットとなっています。
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池袋から埼玉県中央に伸びる東上線は、ベッドタウンとしての開発が進んでいるため、通勤・通学で利用する乗客の割合が高くなっています。
他の私鉄やJRへの相互乗り入れも、東武の特徴です。伊勢崎線は東京メトロ・日比谷線・半蔵門線・東京急行田園都市線。日光線はJR東日本東北本線。鬼怒川線は野岩鉄道、会津鉄道。東上本線は東京メトロ・有楽町線・副都心線といった具合です。この乗り入れで、東京から栃木県の観光名所である日光・鬼怒川へのアクセスが格段に良くなりました。以前は東武線で日光まで行こうとすると、いったん浅草に出る必要がありました。これが不便で、例えば東京都西部に住んでいる人が浅草まで出るというのは、時間的にも心理的にも負担でした。しかし相互乗り入れでは、JR新宿駅発着が可能となったのです。
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